病み上がりで今ひとつ調子は上がらぬが、振り込みで銀行に出かけたついでに浅間大社境内を歩いた。
秋の色はあちこちで濃く、物寂しさは募る。
神田川ふれあい広場の桜も葉を落とし、めっきり秋めいた。
あいにくの曇天で、富士山は見えない。
青葉の頃だ。
桜を終え若葉に覆われた。この頃は富士山の雪も厚く、みごとな景色だ。
一番好きなのは桜の頃だ。
それまで裸だった木々が花で覆われ、春先の雪は富士山を粧う。
木々はこれから残った葉をふるい落とし、裸になる。
春の感動をより強く感じるために。
この境内は5月4-6日と11月3-5日多くの露店で埋め尽くされる。
皆が心待ちにする祭りはもうすぐだ。