長年悩まされてきた視野に現れるギザギザと、言葉でしか知らなかった「閃輝暗点(せんきあんてん)」が今日初めてくっつきました。
偏頭痛になる前に見える視覚現象、「偏頭痛オーラ(閃輝暗点)」を絵で表現 : カラパイア
閃輝暗点(せんきあんてん)は、別名「偏頭痛オーラ」とも呼ばれ、偏頭痛の前兆現象として現れることが多いのだそうです。
文中最初に表示されている絵がまさに私の見る視野のギザギザで、このギザギザにプリズムを通したスペクトルのような光が見えるものです。
これが出ると仕事にならず、目を閉じて横になり安静にしているしかありませんでした。
毎年欠かさず撮っている富士宮まつりの平成23年登山道整列です。
この前年の22年が欠落しているのですが、朝からの曳き回しから帰った際に閃輝暗点が起こりしばらく休んでいたため撮れなかったのです。
昔、父親が現役で撮影していた頃の事です。
いきなりピントを見ろと言われ、代わってピントを合わせた事がありました。
父親は糖尿病でしたので、眼底出血などの視覚異常か?と心配しましたが、そうでは無かったようです。体質が似ている息子は、あれも閃輝暗点では無かったかと今にして思います。
一方で閃輝暗点と言う言葉も、何度か耳にしたことがあります。
これは親しくしていただいた神主さんから伺った話ですが、浅間大社を参拝された老婦人を案内していた時にこう言われたそうです。
「この神社はご祭神の格が高いから、光が見える。」
その光のことを「閃輝暗点ではないか」とその神主さんが話してくれました。
芥川龍之介もこの症状に悩まされていたようで、作品『歯車』の中で触れているそうです。
とにかく安静にして休むのが対処法でした。
先日、このまま観察したらどうなるのだろうと横にならずに不調をこらえながら様子を見ていると、しばらくして症状が消えました。
視界が損なわれるのは困りもので、安全を確保して視界が戻るのを待つしかありません。
でも、いたずらに恐れることもありませんね。
持病は持病として、うまく付き合っていく事でしょうか。
=参考リンク=
Wikipedia(閃輝暗点)